常智院 不動堂。鳥取県岩美町岩常。
撮影 2017,10,18日。
常智院境内口から山上へ。
二上峯地蔵の由来看板。
草かぶりで読みにくいが、
「二上地蔵は二上山の麓隣接の福部村栗谷越の峠に祀られていて
毎年九七月二十四日の地蔵盆の晩、岩常の若連中が寺の庭にかついで帰り、
この地蔵を取り囲み供養したが、地蔵の所属をめぐって
栗谷村と岩常村の間で物議をかもしたので岩常村の村人たちが
これは二上山にゆかりの地蔵尊として
今の場所に持ち帰って祀ったものである。
この地蔵は石造納室に祀られており中の地蔵尊は
高さ65.6㎝,幅30糎で、板状の石に線刻してあり
裏に「二上峯地蔵応安四(1371)年」と刻んである。
おしいことに三つに壊れ、下左側の部分が失われている。
この応安四年という年号は北朝のもので網代から出土した正平の鐘は
正平十五(1360)年と刻まれ南朝の年号がつかわれており
本町における南北朝の記年銘をもつ背景をさぐる貴重な資料となる。
昭和四十九年四月十一日考古資料として岩美町保護文化財に指定された。
岩美町教育委員会」と書かれている。
二上峯地蔵。
山上(常智院飛び地)。 20分で到着。
階段として使っているブロックを数えたら315段あった。
不動堂。
常智院十五世光念師(明治時代)が不動谷から不動明王を移して
秋葉神,愛宕神を合祀して建立。
↑ 左より秋葉三尺坊,不土明王,愛宕将軍地蔵菩薩。
下り参道。
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