天台宗 祥雲山浄国寺。鳥取市滝山。
撮影 2022,12,13日。
鳥取市バス百谷線「小西谷」東。
三界萬霊碑。
↓ 碑の裏書。判読できないかも。
顕彰碑。1984
要訳=当山の墓地は昭和48年9月鳥取市滝山祥雲山浄国寺住職故公賀尋泉和尚の念願として起案せられ、同市滝山谷口氏の熱意に加えて、鳥取市浜坂逸見氏,卯垣木原氏,田中氏建設委員の要請に依り計画実現の運びに至る。
聖地造成には、種々困惑の伴い日常勤行の流布は、朝夕に亘る梵鐘の響きを以て近在住民の菩提心を深めるに在ると考え、吉成中村氏,松並薮田氏より梵鐘の寄贈、土地の清浄には係る諸因縁諸精霊の成仏と守護を乞う。
三界満霊の供養塔建立に想いを馳せると、谷口氏と縁故ある用ヶ瀬駐在所岡本氏に依って、千代川上流に洗い晒され奇跡的に占有出来た碑石を現位置に建立す。塔内には法華経書写9巻,般若心経書写2巻,妙法華経題目2千余書祀わる戒名870余体を納め、墓地建設の完成を祈念する為昭和49年3月慰霊法要の式典を厳修す。
造成の着手に当たり、行政機関の認可申請は浦木氏に権利譲渡と使用目的に就いての接渉を重ねた結果、心良き承諾と賛助を戴き誠に感謝に満る。資金捻出には浜坂中村氏,松並薮田氏,卯垣山内氏,滝山公賀氏,村上氏,岩見氏等の賛同協力を得たのは、百万の味方を得たと自信を深め工事の進行に拍車をかけた。工事請負を、浜坂宮部建設有限会社社長の厚意を以て承認着工以来1ヶ年、総工費620万円で工事完成を見た130余家の墓地造成の偉業は、正に驚きに価する。然し3段に亘る墓地進入路の設置に懸念したが、滝山区長故安本氏の尽力と地区住民の深い理解を頂き、部落の道路の一部を寄贈願い進入路,水道、両追加を宮部社長より寄進頂いて関係者一同感謝、惜しくも工事中途に他界せられた尋泉和尚は座右の銘として、法華経は無を有にするに在りと当時を忍び実現に驚嘆する
昭和49年8月すべての工事は完成したが一概に事業は安易ならず、碑文に記す各位夫々の功績努力は誠に大きく、後世に讃え当浄国寺の発展と墓相に叶った墓地を更に加えて、美しく先祖回向の聖地としての偉観を保ち続ける念願と墓地建設10周年を記念し以て之を建立する。
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