大聖不動明王と滝。鳥取市下砂見。
撮影 2016,11,13 日。
県道32号線「神坂」バス停西700m。
大聖不動明王の由来
一、この御滝は、永禄巳末年(1559)栖来寺開創の雲明法師が草葺の一宇を建立し
阿遮羅尊を勧請したことにはじまり、その後年に洪水、兵火等のため大破し
久しく和光の光も隠れ給う。
二、明暦年酉(1655~57)当寺住僧宥意律師の客行により、時の鎮守に〇滝あり、
本尊に大聖不動明王なりとの聞伝え有るも〇々重なる兵火のため、
堂宇山林悉く消失し本尊の所在を知らず。
三、宥意律師の霊感により滝山に尊体を得ず、村民の助力の下に一宇を建立し、
毎年八月二十五日を会式とす。
四、春覚住持の代に至り、元禄七年(1694)拝殿尊像等流失しその御座所知れず、
春覚十七ヶ日の大法を修し滝山の麓漆〇に異光を感じ滝山に拝殿建立復興す。
五、この故事は、寛延三巳年(1150)阿遮梨宥色が旧記を書写し〇券〇で寺宝として今に伝わる。
六、寛延年間に宥色法師により現在地に拝殿を建立し、
大聖不動明王を安置されたものと想像される。
七、昭和十七年地震のため諸施設大破し、昭和六十一年堂を修復。
又、神坂経由の車道を新設参道とした。
八、この一〇を信仰と心のより処の一助としたい。
昭和六十一年十一月
平等山 栖来寺
文中の〇は判読不能文字。他にも読み間違いが有るかもしれない。
とにかく超急坂道が続く。
堂裏の岩の隙間からも水が流れる。
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